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ミニ鉛筆の遠い想い出

この鉛筆は随分と使いました。大変お世話になりました。

                         令和4年9月25日(日)

 

まだ使えますので、鉛筆削りと一緒にもうしばらく使おうと思っています。

 

ここまで使った鉛筆の姿を見ると、小学生のときに学校で見た映画を思い出します。(当時は映画と言ったか幻燈と言ったか覚えていません。)

映画は視聴覚室だったか図書室だったか、照明を消し暗幕を引き真っ暗にして見ました。

 

にあんちゃん」という映画だったような気がします。いじめに負けないで一生懸命生きていくというようなストーリーであったと思います。ラストシーンが確か、箱のような入れ物を開けると 、使い込み短くなった鉛筆に顔を書いたものが何本も、ひな人形のように飾られていました。(短くなった鉛筆を使ってひな飾りを作ったものであったかもしれません。)胸がジーンとする映画でした。

 

映画が終わって少しすると、「うわ~ん」と大きな泣き声が何度も聞こえました。照明がつけられたので その子を見ると、ふだん結構さわいでいる他の組(当時はクラスなんていうハイカラな言い方はしませんでした。)の男子でした。小学校3年か4年のころだったと思います。その少年は中学のときに都会の街へ転校して行きました。懐かしくほろ苦い想い出です。

 

              讀賣新聞2022年(令和4年)10月30日(日)

短い鉛筆がいっぱいあるようですが、ひな人形を作って飾ってみては如何でしょうか。