杉鉄砲と紙鉄砲
① 上の長いものが竹ヒゴ。(スーパーの文房具売り場で購入)~ 杉鉄砲用。
② 真ん中が青竹。節なしの筒と節あり部分。穴の大きさにより杉鉄砲か紙鉄砲用。
青竹は、南総里見八犬伝の舞台「富山:とみさん」で調達のもの。
③ 下の太いものはコンビニ弁当に添付の箸。(紙鉄砲用にちょうどよかった)
1 材料 ① 直径6~7mmの竹を用意する。
② 節のない真っ直ぐな部分を11~12cm。(竹筒)
③ 節の ある部分を2cmほど。
④ 竹ヒゴ10cmほど。
⑤ 杉の実多数。
2 作り方 ① 節のある部分の竹に竹ヒゴを差し込み抜けないようにする。
ゆるい場合はすき間に木片を差し込む。
② 口に杉の実を含めるだけ含む。
③ 杉の実を口から1つ出し、竹筒に詰める。
そこに2の①をゆっくり差し込んでから一度抜く。
(竹筒の先端に杉の実がとどまる。)
更に杉の実を口からもう1つ出し、さきほどの竹筒にこめる。
勢いよく2の①を差し込むと、パンと音を立て先端の杉の実が飛び出
す。
今回は、杉の実が調達できないため紙鉄砲にしました。紙はティッシュペーパーを水で濡らし、穴の大きさに合わせ丸めました。口に入れ噛んで丸めるのが正式ルール。
3 遊び方 敵味方に数人づつ分かれ、杉鉄砲で撃ち合う。撃たれた者は抜けてい
き、相手方がゼロ人になるまで戦う。
杉の実が服に当たったのでは、当たった感覚がないため、肌の露出して
いる手足や顔を目がけて撃つことがポイントとなる。(当たると少し痛
いが我慢できる範囲である。)
杉の実を口に入れるのが嫌なら、ポケットに入れておいてもいいでしょ
う。ただし、連射できないので戦いには向いていません。
杉の実 令和2年2月19日(水)
近所の公園で見つけた杉の実です。これを口に入れ、実だけを口の中にふくみ一粒ずつ杉鉄砲にこめて撃ちました。パンといい音がしたものです。
TVで古い建物の檜皮葺(ひわだぶき)の様子を見たことがあります。檜の樹皮を一枚一枚竹釘で打ち付けていくのですが、職人さんが口の中にこの竹釘を何十本と含み、手際よく一本ずつ口から出し打ち付けていました。まさしくこの要領が杉鉄砲の戦いにも必要なんです。